公務員採用試験
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公務員採用試験(大卒程度)/面接試験の攻略法

面接は公務員試験に限らず、人材採用のために広く行われている試験です。すなわち、筆記試験だけではわからないその人物の人間性や適性(公務員という公職にふさわしい人格、役所組織の中で勤務するのに必要な協調性、職務遂行の際に要求される折衝力・機転・判断力等)を、数人の試験官が判断するというものです。たとえ筆記試験が優秀でも、面接の結果、公務員という職種には不適当とみなされれば、不採用ということも充分ありえます。

面接試験の形式とポイント

個別面接

個別面接



時間:15分〜30分
質問例:
「志望動機」「併願状況」「性格」「趣味」「友人関係」「学生時代(サークル・ゼミ・卒論)」「最近の関心事」「やりたい仕事」「プロジェクト・政策について」「知事の名前、特産物、名所」「公務員の不正事件について」「退職理由」「前職の仕事内容」「自己PR」

◎面接試験突破のポイント◎

 ■ マナー ■ 

ドアをノックしてから椅子に座るまでの印象が面接官に与える影響は大きいものです。印象よく質問に入るか、「ああダメだな」と思われたまま質問に入るかで、相当評価が変わります。服装・姿勢・話し方などトータルにチェックしましょう。

 ■ 志望動機 ■ 

最も重要な質問が「志望動機」です。「公共の福祉のため」「人の役に立ちたい」などの抽象論・マニュアル通りのものでなく、とにかく具体的に説明することが大切です。そのためには、受験先の職種研究や自治体研究が不可欠です。

 ■ 自己PR ■ 

面接の質問事項としては、おそらく最後になるのが「自己PR」です。ここでのポイントはどれだけやる気を見てもらえるかです。一般的な言い回しでなく、自分自身の言葉でしっかりとアピールしてください。

 ■ 人間性・話題性 ■ 

趣味やスポーツ、特技、休日の過ごし方、挫折体験など「人間性」や「話題性」をはかる質問があります。ここで大事なことは、具体的なエピソードや過去の経験などを混ぜながら、分かりやすく伝えることができるかどうかです。

 ■ 必要な知識量 ■ 

面接において、最低準傭しておきたい項目がいくつかあります。例えば最近関心のあるニュースや受験先自治体のデータ(人口、知事名、政策・計画の内容、特産物など)、官庁の業務内容、今後の方針や問題点などがあります。できるだけ早めに準備に取り掛かりましょう。

集団面接

集団面接

時間:60分前後
回答方法:指名制、挙手制
質問例:
「志望動機」「併願状況」「最近の関心事」「やりたい仕事」「プロジェクト・政策について」「公務員の不正事件について」
*個別面接とほぼ同様
<個別面接との違い>
複数の受験生が同じ質問に答えるので、準備していた内容を他の受験生が先に答えてしまうことがある。幅広い視点で準備しておく。

面接カード

提出書類に注意

本試験願書、
面接カード
訪問カード

面接試験は事前に提出する「本試験願書」や「面接カード」(国家II種の官庁面接では訪問カード)に沿って行われることがほとんどです。
ここで注意しておきたいのは、記入した内容と面接時の回答に整合性があるかということです。特に本試験願書は試験の1力月以上前に提出しているので、記入内容を忘れてしまっているケースも見受けられます。
提出前に必ず原本のコピーを残しておきましょう。
また、面接カードには、実際に聞かれることと同じような項目がいくつもありますので、本番でどう答えるかを想定して書く必要があります。では、実際の「面接カード」がどのようなものか確認してみましょう。

面接カード

体験!東京アカデミーの面接対策授業

本番形式の面接練習を繰り返し行っている本学の「面接対策授業」の様子を例に取り、どのように修正していけば合格できる受け答えができるようになるのかを見てみましよう。
例として「志望動機」「趣味」の2つの質問を取り上げます。
質問内容 回答 チェックポイント
なぜ○○県を志望されているのですか? 私は大学が○○県にあり、生活している時間の大半を○○県で過ごしています。このように愛着のある○○県の住民の方に幅広いサービスを提供したいと思い志望致しました。 確かに志望動機の一つでしょうが、これだけでは弱いと言わざるを得ません。愛着だけでなく、県が実際に行っている政策や計画のどういう点に惹かれたのか、またそれに対し、自分のどういう点がいかせるのかを明確にするべきです。
趣味はなんですか? 趣味はスポーツです。 ただ単に趣味を答えるだけでは、面接官に何も伝わらず全くアピールになりません。もっと具体的なエピソードやなぜそれが趣味なのかを説明し、自分の人間性をアピールするべきです。

▼ もっと練り直し再チャレンジ! ▼

なぜ○○県を志望されているのですか? 私は大学が○○県にあり、生活している時間の大半を○○県で過ごしていますので、非常に愛着があります。そして何より○○県はいち早く車椅子リフト付送迎バスによる介護サービスをはじめるなど、…中略…。
また、私は大学2回生のときから県のボランティア活動に参加しておりますので、この経験も生かせると思い志望致しました。
具体論が多くなり、大変よくなってきました。公務員の使命である公共の福祉についても意欲が伝わってきました。
さらに突っ込んだ質問があることを想定し、県の政策の内容やボランティア活動を通して感じたことや身についたことなど、細かく整理しておきましよう。
趣味はなんですか? 趣昧はスポーツです。その中でも中学・高校の6年間部活動として続けてきたサッカーが好きです。大学に入ってからも地元のチームに所属し、社会人の方や高校生とともに週末を利用して活動しています。 かなりよくなってきました。サッカーを継続しているということが具体的に盛り込まれているので、採用後も仕事をまじめに続けていけるのではと期待感がもてます。また、交友関係の広さもアピールできているので、人間性がよく伝わると思います。

面接対策担当者からのコメント

最初はどの学生も一般論に終始したり、マニュアル本の通りであったり、一つ一つの回答はすばらしくも一貫性がなかったりするものです。
しかし、「徹底した自己分析」と「受験先職種や自治体の研究」によって面接官にアピールできる回答ができるようになってきます。後は、本番形式の練習を重ね、緊張せずに話すことができるようにすれば、面接試験の合格もみえてくるでしょう。

面接試験の回答づくりのポイント

[1]一般論でなく具体論
[2]どんな人材を求めているのか考える
[3]エピソードを混ぜる
[4]各質間の回答に一貫性があるか
[5]自分の最大の「売り」をどこかで必ず入れる

適性検査・性格検査

地方上級試験で行われる適性検査や性格検査には主に以下のようなものがあります。
●内田・クレペリン検査…1桁の数字の連続加算作業を行います。平均作業量や加算の誤り、飛び越しの有無等で性格を診断します。
●Y-G検査…質問に対し「はい」「わからない」「いいえ」の三者択一で答え、性格類型を診断します。
●ロールシャッハテスト…インクのシミが何に見えるかで、ものの見方や他とのかかわり方等を調べ、反応構造・過程を分析します。
●バウムテスト…樹木を描かせることで、内面と外面、深層と表層を診断します。
●SCT…文章の空欄を自由に補充をさせることで、潜在的な心理を診断します。
この他にもMPIやMMPIなどの適性・性格検査があります。