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地方上級公務員試験の出題内訳

地方自治体はそれぞれ個別に試験を行いますが、こと出題に関しては共通問題も多く、共通性と独自性によって、いくつかのブロック=パタ−ンに分かれます。
また、同じパタ−ンでも出題科目の変更や選択解答制の導入など、各自治体は優秀な人材を確保しようと、さらに試験内容の見直しを図っています。

出題パターン

全国パターン

大半の都道府県、政令指定都市がこのパターンに属しています。
教養(択一式)50問、専門(択一式)40問で、前門必須解答。

※一部変則パターン:全国パターンの出題内容を土台とし、各自治体で独自の科目・出題数を加え、部分的に内容を変えています。

関東パターン

教養(択一式)は50問出題され、40問の選択解答(必須解答あり)。

専門(択一式)が50問出題されて、40問の選択解答。
全国パターンと共通の問題も多くあります。「経済学」の出題が多いのが特徴。

※一部変則パターン:関東パターンの出題内容を土台とし、独自の科目・出題数を加え、部分的に内容を変えています。

中部・北陸
パターン

教養(択一式)は50問出題され、全問必須解答。

専門(択一式)が50問出題されて、40問の選択解答。
特徴としては、「経営学」の出題はなく、「社会学」の出題がみられることです。

独自パターン
東京都

教養(択一式)は40問出題され、全問必須解答。最新の白書、最近制定・改正された法律や判例、国際会議などを問う社会事情の問題が出題されます。

専門試験は平成21年度より記述式となり、憲法・行政法・民法・経済学・財政学・政治学・行政学・社会学・会計学・経営学の10題中3題の選択解答。

東京特別区

教養(択一式)は52問出題され、40問の選択解答(※必須解答あり)。

専門(択一式)は55問出題され、40問の選択解答。「社会政策」や「国際関係」、「刑法」や「労働法」の出題はありません。

大阪府(行政)

平成23年度より、従来の教養(択一式)、専門(記述式)を廃止し、小論文で基礎的な学力を評価するように変更となりました。また、「エントリーシート」が導入され(事前提出ではなく1次試験日に試験会場で記入)、志望動機や自己PRなどを通じて、大阪府で働く意欲が評価されます。

※警察行政については、従来通り教養(択一式)、専門(記述式)の試験となります。

法律・経済専門
パターン

一般行政系の試験区分で「法律」または「経済」の区分がある自治体がこれに属します。40問中35問がそれぞれの専門分野から出題され、残りの5問はもう一方の分野から出題されます。なお、出題科目は自治体によって異なりますので、受験案内等で必ずご確認ください。

【法律・経済専門パターンが出題される県・市】
自治体名 該当する試験区分等
広島県 行政(法律・経済)
名古屋市 事務(法律・経済)
神戸市 一般行政(法律・経済)※変則
広島市 行政事務(法律・経済)
【法律専門パターン】
科目 出題数
憲法 5
行政法 12
民法 12
刑法 3
労働法 3
経済学 4
財政学 1
合計 40

※神戸市は30問

【経済専門パターン】
科目 出題数
経済原論 18
経済史 2
統計学 2
経済事情 4
経済政策 4
財政学 5
憲法 2
民法 3
合計 40

※神戸市は30問

パターン別出題内訳

教養試験

※平成23年度の場合(関東、中部・北陸は平成22年度の内訳)。科目別出題数は年度により変動があります。

出題科目 全国 関東 中部
・北陸
東京都
I類B
大阪府
(警察行政)
東京
特別区
政治・経済 7 8 6 4 7 5
社会・思想 5 5 4 3 2
日本史 2 3 3 3 0 1
世界史 3 3 2 0 1
地理 3 2 2 0 1
文学・芸術 0 1 1 0 1
数学 2 1 1 4 0 2
物理 0 1 1 0 3
化学 1 2 2 0 3
生物 2 2 2 0 2
地学 1 1 1 0 2
国語 0 0 0 0 0 1
時事・社会事情 0 0 0 5 7 6
文章理解(内,英文数) 9(5) 9(5) 9(5) 8(4) 9(4) 7(3)
判断推理 9 6 9 6 8 6
数的推理 6 5 6 6 5 5
資料解釈 1 1 1 4 1 4
合計 50 40/50 50 40 40 40/52
 

専門試験

※平成23年度の場合(関東、中部・北陸は平成22年度の内訳)。科目別出題数は年度により変動があります。

出題科目 全国 関東 中部
・北陸
東京都
I類B
大阪府
(警察行政)
東京
特別区
政治学 2 2 2 0 5
行政学 2 2 2 0 5
憲法 3 4 5 5
行政法 5 5 8 5
民法 5 6 7 10
刑法 2 2 2 0 0 0
労働法 2 2 2 0 0 0
経済学 9 13 11 10
財政学 3 4 3 5
経済政策 0 2 2 0 0
経営学 2 2 0 5
国際関係 2 3 2 0 0 0
社会学 0 0 2 0 5
社会政策 3 3 2 0 0 0
会計学 0 0 0 0 0
合計 40 40/50 40/50 3/10
記述式
1/7
記述式
40/55

※★は記述式の選択問題。