警察官(高卒程度)試験の概要
仕事の内容
【警務部門】 けん銃・パトカー・白バイ等の警察装備の管理や警察施設の管理、人事管理・広報活動・採用試験に関する事務などの警察組織を円滑に動かす総務的な仕事を行います。
【刑事部門】 殺人・強盗・傷害・放火・窃盗などの事件や横領・詐欺などの犯罪の捜査を行います。
【外勤部門】 派出所・駐在所に勤務し、警ら活動・交通指導・少年補導、交通指導取締りなどを行います。大多数の警察官が配属されている地域密着の職務です。
【防犯部門】 少年非行や覚せい剤の取締り、売春・風俗営業・密貿易・麻薬等の捜査を行います。
【警備部門】 犯罪予防のための警備や資料の作成、災害などの警備警戒、公安を害する犯罪の予防、国内外の要人に対する警備を行います。
【交通部門】 交通事故防止のための交通安全教育・事故分析を行ったり、パトカー・白バイに乗務した交通違反の取締りを行います。また、運転免許試験に関する業務なども行います。
INFORMATION
【受験資格】 各都道府県によって異なります。
【受験受付期間/試験日/発表日】 各都道府県によって異なりますが、おおむね9月中旬〜10月中旬にかけて第一次試験が実施されます。
【合格から採用まで】 最終合格者は、各都道府県が作成する採用候補者名簿に記載され、欠員状況を考慮の上採用されます。採用されると、一定期間警察学校に入校し、全寮制のもと警察官として必要な知識・技能を修得します。
【女性警察官試験】 女性警察官の採用試験は、全道府県と警視庁で必ず実施されるわけではなく、毎年実施するところ、不定期に実施するところに分かれています。
試験の構成
【第一次試験・第二次試験】 教養試験、作文試験、適性(性格)検査、面接試験、身体検査、体力検査、などが実施されます。教養試験は第一次試験として実施されますが、あとは各都道府県ごとに構成は若干異なります。
試験の内容
教養試験
各都道府県によって異なりますが、50題・120分とするところが比較的多くなっています。
[例]愛知県警察官 一般知識分野25題・一般知能分野25題
一般知識 一般知能
合
計政
治
・
経
済倫
理
・
社
会国
語日
本
史世
界
史地
理文
学
・
芸
術数
学物
理化
学生
物地
学文
章
理
解判
断
推
理空
間
把
握数
的
推
理資
料
解
釈5 3 2 2 2 3 0 1 2 2 2 1 9 4 3 7 2 50
適性検査
警察官試験で行われる適性検査は、国家 III 種などで行われる試験とは異なり、性格検査のところがほとんどです。性格検査は、クレペリン検査(数字の足し算)、YG検査(質問事項に対しYes、No、どちらでもない、で答える)がほとんどです。変わっているところは警視庁で、クレペリンとPPI(6題ぐらいの短文質問に対し3行ぐらいで回答)を課しています。
漢字試験
警視庁などは、漢字の読み・書き試験を課しています。警視庁の場合は、読み・書きを30題ずつ60題、合計20分で実施され、合格基準は約50%と推測されます。
面接試験
事務系職種の試験に比べ警察官試験では面接試験で不合格になる人の割合が高く、それだけ人物本位の試験ともいえます。面接試験はだいたい1対3の個別面接で行われます。
質問内容は、「どうして警察官になりたいのか」という志望動機が中心で、その他「友人について」「休日の過ごし方」「クラブ活動」「高校時代」「家族のこと」「自分の性格」「趣味・スポーツ」など、多岐にわたってつっこんだ質問を受けます。
作文試験
【課題例】
「人のために役に立ったこと」
「私の警察官像」
「人の暮らし方について」
「最近のニュースについて」
「ルールとマナーについて私達が考えること」
「社会人として大切なこと」
「青年、自覚、責任の3文字を使って」
「交通事故防止について」
「私の趣味」
「私が警察官を職業として選んだ理由」
※おおむね制限時間60分〜90分、字数600字〜1000字程度。
身体検査・体力検査
身体検査は2回に分けて行われ、第1回は身体基準に適合しているかどうか、第2回は医師による精密検査がほとんどです。
体力検査は、四肢関節等諸機能が正常であるかどうかを見るものと、筋力・瞬発力などを見るものとがあります。
身体基準
各都道府県によってことなります。
警視庁では以下の通りです。
【身長】男子:おおむね160cm以上、女子:おおむね154cm以上
【体重】男子:おおむね48kg以上、女子:おおむね45kg以上
【視力】裸眼視力が両眼とも0.6以上(ただし、両眼とも裸眼視力が0.1以上で、矯正視力が両眼で1.0以上の者は可)
色覚、聴力は、職務遂行上支障のないこと。
