看護大学編入/保健師・助産師学校受験
東京アカデミーTOP看護大学編入学/保健師・助産師学校受験TOP>保健師・助産師学校の入試概要

保健師・助産師学校の入試概要

保健師・助産師学校の入試状況

 入試レベル、倍率とも高く、学校間でのレベル差があまりないことが特色といえます。そのため、受験に際しては一定レベル以上の学力が必要であり、相当な努力を要します。
 保健師学校入試では、短大の場合、看護学と英語もしくは小論文に面接が加わった型が多く、一方、専門学校の場合は、看護学・小論文・面接に国語、数学I、英語、統計学のうち1〜2科目が加わる型が多いようです。
 助産師学校入試では、短大の場合、看護学の他、英語が出題される学校がもあり、また小論文や面接を課す学校も見られます。専門学校の場合は、看護学・小論文・面接の型がほとんどで、中にはそれに国語、英語が組み合わされた型もあるようです。

保健師・助産師学校の出題傾向

基礎看護学 看護理論、保健師助産師看護師法、医療法、プライマリーヘルスケアの出題は多く、基本的な事項は確実に押さえてほしい。 また、代表的な看護理論家についてもその具体的・代表的な内容までしっかりと学習する必要がある。 日本看護協会の「看護師の倫理規定」、カルテ開示、近年の医療過誤の増加を意識した出題が多くなっている。 その他、看護方式・看護管理プリセプター、継続看護の定義、医療過誤防止策、院内感染対策などが目立つ。 基礎看護技術では注射方法、血圧測定、患者移送といった基本的な看護技術についても十分な知識が必要である。
成人看護学 成人看護概論、成人保健、成人疾患と看護について幅広く出題されている。 知識を広く浅く問うものが多く、看護師国家試験レベルの内容である。 ただし出題形式が多様であり、記述式や空欄補充問題にも対応できる力が求められる。 近年取り上げられているメタボリック症候群の要因などとして、喫煙、飲酒、食事などの生活習慣と疾病の関連を問うものも多い。
小児看護学 母性看護学に組み込まれた形での出題であり、その内容はかなり限定されているので、勉強しやすい科目である。
小児の成長発達、新生児の特徴、新生児の生理的体重減少、黄疸などの出題が多い。 他は小児に多い疾患や症状とその看護が出題されている。目立った内容としては先天異常、羊水検査(胎児の評価として)、肥満、エリクソンの発達段階などがあった。
老年看護学 高齢者の特徴を問うものがほとんどである。 加齢に伴う生理的変化、諸臓器の機能低下、記憶や記銘障害、心理的変化などについて問われている。 また、認知症高齢者の看護の特徴や長期臥床による弊害の問題も出題されている。 介護保険との関連で、在宅での看護についても問われている。
母性看護学 母性看護学は性ホルモン、卵巣機能、女性骨盤の解剖生理、正常な妊娠、分娩、産褥の経過及び変化を中心とした基本的、基礎的な問題も多いが、ジェンダー、セクシャリティ、リプロダクティブ・ヘルス/ライツなど最近注目されている内容も多くなっている。 看護学生であれば、臨床実習をおろそかにせず、確実に自分のものにすること。現役の看護師であれば、臨床現場である産婦人科外来、産科、婦人科病棟で展開されている看護、特に周産期管理について理論的裏づけをもとに把握し、理解することによって対応できる。 また、記述式には十分慣れておくことが大切である。
事例は妊娠中、分娩時、産褥時の保健指導が中心で、40〜50%の割合で出題されている。 学校によっては、3〜4年前に出題された問題も目立ち、出題内容がローテーションしているようである。 過去問題を見直しておくことも大切である。
精神看護学 精神保健に関連した出題が特に目立っている。 精神障害者の問題を背景として、社会復帰に対する考え方が問われているものと考えられる。 精神障害者の権利擁護や社会復帰施設も十分学習してほしい。
在宅看護論 介護保険制度、在宅介護支援センター、障害老人の自立度、認知症の判定基準、訪問介護ステーション、高齢者保健と社会福祉制度など新しい分野の出題である。具体的な看護については、老年看護学と同様の内容と、在宅ならではの内容がある。 2006年4月に施行された「地域包括支援センター」などの予防重視型システムについても理解しておくとよいだろう。
社会保障制度と
生活者の健康
高齢社会を反映した老人福祉対策、老人保健法などの関係法規などはここ数年、高い比率で出題されている。 また、『国民衛生の動向』から統計に基づいた出題が多い。 統計学の側面から社会状況を捉え、保健師、助産師にとって必要な知識が要求される。
英語 医療単語に関する学習が高看の短大レベル受験以上に重要。意味を問うだけでなく、発音・アクセントの問題にも使われるので、意味をうろ覚えしているだけでは歯が立たない。長文問題では、読解中心になっており、問題全てが長文という学校もあるほど、読解力にかなりの比重が置かれている。苦手な人が多いが、長文練習に取り組んだ数が多い人ほど得点力は高いので、短いものから少しずつ長いものに慣れること。文法問題が出題されている場合は、高看レギュラーレベルの出題が多く、確実に得点しなければならない。
面接・小論文 保健師・助産師学校入試での面接・小論文試験では、人間性や適性はもちろんのこと、社会人としての知識・常識のほかに、看護師としての専門的知識を踏まえてどのような考え方を持っているかを判断される。特に小論文では、保健師・助産師をめざす者なら当然高い関心を持つべき事柄を扱ったテーマが出題される場合が多い。また、グラフなど資料を分析する能力を試すものも出題される。面接・小論文試験対策としては、練習はもちろんのこと、日頃から新聞などで医療や福祉に関する情報を収集し、自分の考えをまとめておくことが必要である。